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バンダ・アチェ市からの研修員受け入れ:OJT 2 活動報告(第1週~第3週)

2017年10月30日(月)

東松島市は、2004年にスマトラ沖大地震・インド洋津波を経験したインドネシアのバンダ・アチェ市との「相互復興」を進めています。HOPEは、この取り組みの一環として、10月9日より、通算13回目となるバンダ・アチェ市からの研修員受け入れを実施しています。今回、東松島市で約1ヶ月半の研修を受けているのは、漁師のダルウィンさんとオウリアさんです。
人類史上最悪の被害をもたらした2004 年のスマトラ沖大地震・インド洋津波によって、バンダ・アチェ市では人口の28% にあたる7万人超が死者 ・行方不明者となったと言われます。2人は、市内でも被害が集中し、約8割の住民が犠牲となった沿岸部のムラクサ郡出身。家族も失いましたが、現在でも、生まれた土地から離れず、漁業に携わっています。
研修初日の10月10日に行った東松島市長・副市長表敬には、数年間にわたりバンダ・アチェの漁師たちに技術指導を行ってくださっている東松島の大友康広さん(大友水産)、阿部晃也さん(奥松島水産)も駆けつけてくれました。研修中は、お二人から、秋鮭・イワシ漁と牡蠣養殖の指導をしていただきます。表敬の場にお二人に同席してもらってとても嬉しかったという研修員。研修初日を振り返り、「行政と漁業従事者の連携がとれていることがわかった」(オウリア)、「地域経済に大きく貢献しているお二人が、知見を惜しみなく共有してくれることをありがたく感じる」(ダルウィン)と感想を述べていました。
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【1.大友水産でのOJT(捕獲漁業:秋鮭、イワシ漁)】
2人の研修員は、研修期間中、宮城県でも珍しい小型定置網漁専業の網元、大友水産さんに下宿させてもらい、今まさにシーズン真っただ中の秋鮭漁とイワシ漁の現場で技術指導を受けました。早朝4、5時台から祐神丸(ゆうじんまる)に乗り込み、これまで5回のバンダ・アチェからの漁師の受け入れと、4回の現地指導を経験している大友康広さんの指導のもと、従業員のみなさんとともに働きました。初めての日本の海は、寒いの一言で、思うように仕事ができなかったという研修員。バンダ・アチェとの作業の違いにまず驚いたそうです。必要な道具が全て整っており、1~2時間は網を引っ張る作業で体力を消耗するものの、それ以外の時間は次の行程の準備やチェックを行っていて、とても効率の良い作業だった、港での水揚げ作業もとてもスムーズだったと感銘を受けていました。
 大友水産さんが、市内外の多様なアクターと連携をとっていたことも研修員の印象に強く残りました。研修中には、市内の中学生が漁業体験に来ました。また、記者さんが取材のために漁に同行したり、飲食店の新人研修を受け入れた日もありました。漁師が、メディアや飲食店とタッグを組んで魚をプロモーションしている様子が研修員の目には新鮮に映ったようです。「バンダ・アチェでは、人々は魚を買うために市場に行く、という意識しかなく、漁業の現場や魚を獲っている漁師にまで意識が及んでいる買い手はいない。市場の先にいるお店や消費者までアプローチしている大友さんは、凄い!」と大いに刺激を受けていました。
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10月26日の漁には、スマートブイを用いて定置網漁業の効率化を目指すスマート漁業実証実験を大友水産さんと共同実施しているKDDIさんの担当者のみなさんが同行。スマートブイを実際に見せてもらった研修員は、「バンダ・アチェでこんな凄いものが海に浮かんでいたらすぐになくなってしまう」と心配しながらも、KDDIさんが、漁師のためを思ってこの事業を立ち上げ、投資をしていることを知り、感銘を受けました。
10月の研修中には2回も台風に見舞われました。研修員は、台風前に沖合の漁場に設置してある網を陸に引き上げて来る作業、機械を防潮堤の上まで避難させる作業、陸に避難させた網を修繕する作業など、自然災害前後の漁業現場での工夫を体験しました。
これらの経験と学びを踏まえ、故郷バンダ・アチェでよりよい漁業が展開できるように何ができるのか、考え、実践していきます。
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【2.牡蠣養殖のOJT】
バンダ・アチェ市ムラクサ地区では、2015年と2016年の東松島での研修で初めて牡蠣養殖を目の当たりにした漁師さんたちが、仲間とグループを結成し、牡蠣養殖の立ち上げにゼロから挑戦しています。今年の9月には、東松島市の牡蠣養殖の専門家、阿部晃也さん(奥松島水産さん)、木村幸喜さん(幸漁丸水産さん)に、バンダ・アチェに渡航してもらい、現地で牡蠣養殖の現場指導をしていただきました。今回の研修員、ダルウィンとオウリアもお二人の牡蠣養殖の現場で経験を積ませてもらいました。
 牡蠣養殖の作業現場で研修員の2人は、作業工程と関わる人の多さにバンダ・アチェとの違いを感じたそうです。バンダ・アチェでは、牡蠣を集めてくるのも、袋詰めをするのも、売り先を探して持っていくのも全て地元のお母さんたちが行っています。東名では、ゴミや汚れを除去したり、選別したり、滅菌水につけたりと長いプロセスと多くの人々の作業を経て商品になっていく様子を目の当たりにしました。そのなかで、みなさんの働く姿勢に強烈な印象を受けたといいます。船に乗り込む従業員のみなさんもそうですが、袋詰め担当のお母さんたちが、椅子もなく立ち作業を長時間続ける姿に驚いたそうです。
 阿部晃也さんには、奥松島水産さんの牡蠣の卸し先である松島に連れて行っていただきました。また、稚貝の原盤を販売したり、レストランに直接卸したりと、奥松島水産株式会社として多様なビジネスを展開されている様子を見せていただきました。研修員は、「牡蠣養殖は、牡蠣を育てて売るだけではないんだ」と新たな気づきを得ることができました。
 また、阿部さんと木村さんが、別の会社を経営しながらも、密に情報共有・コミュニケーションをとりながら、互いを尊敬して東名の牡蠣養殖全体の振興に貢献している様子が印象に残ったそうです。
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↑10/14、早朝から木村さんと初めての牡蠣養殖研修。
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↑阿部さんと松島で最終商品となった牡蠣丼を試食。
【3.コミュニティ防災】
 研修では、漁業現場だけでなく、東松島市のよりよい復興に向けた取り組みのひとつである、コミュニティ防災の活動を見学する機会も設けました。自主防災組織のみなさんの平常時のスキルアップの活動の一環として市役所の防災課の支援のもとで実施された大曲市民センターでの研修会(10月25日)、宮城県防災指導員フォローアップ講習(10月28日)の一部を見学させてもらった2人は、シニアの方々が、地域防災のリーダーとして積極的に活動に参加している様子に感銘を受けていました。特に、防災指導員フォローアップ講習で実施された地図を使った参加型ワークショップのDIG (DisasterImagination Game)で、参加者のみなさんが災害時に役立ちそうな地域の施設の位置を確認したり、要援護者の救助方法や優先順位についてグループディスカッションを行う様子を熱心に追っていました。「アチェでは、食事の提供を目当てにセミナーに参加する人が多いが、東松島では、夜に、しかもペットボトル1本の水でみなさんが活発に発言・議論しているのは凄い。さすが災害大国日本、人々の意識レベルが違うなと感じた」とダルウィンさんは感想を述べていました。

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【4.アチェプロモーション】
 研修員は、2011年以降、人的交流を続けているバンダ・アチェについて東松島市民のみなさんに知っていただくため、研修中には様々なイベントでアチェ州の食文化を紹介する活動を行いました。
10月15日には、『野蒜ケ丘まちびらきまつり』が開催され、研修員はアチェコーヒーのふるまいを行いました。ブースに立ち寄ってくださった来場者のみなさんは、現地の豆と道具を使って、2人が目の前で淹れるアチェコーヒーのパフォーマンスに驚きながら、じっくり煮出したロブスタコーヒーの普段とは違った味わいを楽しんでいかれました。
また、お祭りでは、東松島市とバンダ・アチェ市の「相互復興」の取り組みの一環で、昨年末、東松島被災コミュニティの代表としてバンダ・アチェ市に渡航した山縣嘉恵さん(野蒜まちづくり協議会副会長) が、滞在中に現地の小学生が歌っているのを目の当たりにした津波の歌のメロディーに、ご自身で日本語の歌詞をつけた「♪もし地震がおこったらね♪」を披露され、研修員もパフォーマンスのお手伝いをしました。
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10月18日には、11月4日に野蒜ヶ丘で開催される地域防災ウォーキングイベント「はてぃはてぃじゃらん2017秋」にてふるまう予定のアチェカレーの試作会を、野蒜ハーブの会「レモングラス」のみなさんと開催しました。バンダ・アチェから持ち込んだ現地のスパイスに、東名の牡蠣を贅沢に使って研修員がこしらえたアチェカレーは、お母さんたちには大好評だったのですが、少し辛味が強かったようです。インドネシア人と日本人の味覚の違いを実感した2人は、イベント当日は日本人向けにさらに改良したアチェカレーをふるまう予定です。このイベントは、昨年末、東松島からバンダ・アチェへ市民代表として渡航した山縣嘉恵さんと関口英樹さんが帰国後アクションとして企画した、野蒜ケ丘のまちづくり、防災意識向上を目的とした住民主導の取り組みです。研修員は、当日、この取り組みのきっかけを与えたバンダ・アチェの魅力を参加者のみなさんに伝えるプレゼンテーションと、アチェのカレーとコーヒーのふるまいを実施します。

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東松島市ふるさと納税

2017年10月15日(日)

 HOPEでは市から業務委託を受け、東松島市ふるさと納税の受付窓口を担当しています。ふるさと納税とは、生まれ育った地域や自分が応援したい地域など、好きな自治体に寄附金を送る制度です。そしてそのお礼として、その土地の特産品や名産品を『お礼の品』として貰えることから人気を集め、毎年多くの方が利用しています。
28年度より、既存の返礼品に加えて新たな返礼品増設により一層力をいれており“全国の皆様に東松島市の名産品や魅力を知ってもらおう!”という想いのもと、各生産者の皆様のご協力をいただきながら日々奮闘中です。
ふるさと納税の返礼品に特産品の提供をご検討いただける生産者様を随時募集していますので、いつでもHOPEにお問合せください。
ふるさと納税の検索はインターネットの『ふるさとチョイス』がおすすめ。
また、東松島市ふるさと納税のFacebookや29度より開始しましたブログ等もぜひご覧ください。

◎Facebook
https://www.facebook.com/hmfuru/
◎東松島市ふるさと納税ブログ
 http://furusatofurusato.exblog.jp/
◎一般社団法人東松島みらいとし機構ふるさと納税担当 tel: 98-7191
ホームページ URL: http://hm-hope.org/

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↑自然豊かな東松島の米(^^♪

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