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夏季休業のお知らせ

2017年08月04日(金)

平素は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
弊法人の夏期休業について、お知らせいたします。
誠に勝手ながら、下記の期間中夏期休業とさせて頂きます。

               記
休業期間 平成29年8月11日(金)〜平成28年8月16日(水)

休業期間中のお問い合わせ等は、弊法人ホームページの「お問い合わせフォーム」、もしくはメールにて受け付けておりますが、
ご返答につきましては、営業日内にて順次対応させて頂きます。あらかじめご了承下さい。
皆様には大変ご迷惑をおかけ致しますが、何卒ご理解とご協力を賜りまるようお願い申し上げます。

コミュニティビジネス研修2 第3週目 活動報告

2017年08月01日(火)

東松島市は、2004年にスマトラ沖大地震・インド洋津波を経験したインドネシアのバンダ・アチェ市との「相互復興」を進めています。HOPEは、この取り組みの一環として、7月10日から約1ヶ月間、通算12回目となるバンダ・アチェ市からの研修員受け入れを実施しました。今回、バンダ・アチェ市から東松島へ派遣されたのは、漁師のヤチさんとハスブナさんです。
第3週目も、第2週目に引き続き今回の研修の主目的である牡蠣養殖の技術習得に取り組みました。
今週は、幸漁丸水産の木村幸喜さんにお世話になりました。バンダ・アチェ市ムラクサ地区では、昨年から牡蠣養殖の立ち上げにゼロから挑戦しています。牡蠣の稚貝を育てる原盤として日本でよく使われるホタテの貝殻がバンダ・アチェでは手に入らないため、現地で入手可能なココナッツの実やプラスチックなどの材料を代用し、試行錯誤を繰り返してきました。今回、木村さんは、プラスチック皿を原盤としてうまく活用する方法を模索するために、一緒に試験調査を実施してくださいました。その結果、道具を使ってプラスチックの表面を荒削りにするという木村さんのアイデアが、稚貝を付着させやすくするために有効な工夫となるということが明らかになりました。
今回の研修では、東名の現場で指導してくださった阿部晃也さん(奥松島水産)と木村幸喜さん(幸漁丸水産)に加え、万石浦の牡蠣漁師さんにも養殖現場を見せていただきました。また、それぞれの漁師さんが親身に相談に乗ってくださり、バンダ・アチェでの牡蠣養殖の今後について具体的なアドバイスをいただきました。この経験から、2人は、牡蠣の育成にはプランクトンや酸素が必要だということを理解し、適度な栄養を与えるために、原盤に付着させる稚貝の数や、養殖を行うエリア(水深や水質、海水温度、波の強さなど)を戦略的に調整しなければならないということを学びました。これらの学びを生かし、バンダ・アチェに戻ってから、原盤の上やカゴの中で稚貝を育成する際の密度のコントロールや、浮き球と錨を使った内湾での稚貝の育成場の設置にチャレンジしたいと意気込んでいます。

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↑«木村幸喜さん(幸漁丸水産)との試験調査»

水産物が漁師の手から離れたあと、どのように商品化され、流通に乗るのか、その一例を知るため、7月25日には高橋徳治商店さんを訪問しました。後藤さつき課長に工場内を案内していただき、生産の流れや、原料や生産ラインをどのように管理しているかについて説明を受けました。ヤチさんは、工場の清潔さと、設備のレベルや技術の高さに驚き、「工場内で仕事をしている人たちが、決められたルールをきちんと守りながら働いている様子が印象的だった」と感想を述べていました。
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↑«後藤さつき課長による生産過程の説明»

工場見学のあとは、高橋英雄社長より原料の調達や衛生管理、牡蠣の菌や毒への対応などについてお話をうかがいました。ハスブナさんは、原料を国内のみならず国外からも調達していたことに驚いたといいます。エビをスラバヤから、マグロをバリから輸入していると知り、母国インドネシアと東松島のつながりを改めて実感しました。お話をうかがいながら蒸し牡蠣や蒲鉾、おとうふ揚げなどの商品を試食させてもらったハスブナさんは、インドネシア料理の味に似ていると感じたそうです。
社長さんからは、世界には海の環境を壊しながら行う養殖が多いなか、スラバヤでは昔ながらの方法でエビの養殖を300年以上続けている点を評価しているとお話しがありました。漁師さんたちがどんなに頑張って牡蠣を大きくすることに成功したとしても、一度食中毒が出たり、海の環境が壊れると取り返しがつかない。行政や研究者などと一丸となって、持続可能なやり方を目指してほしい、と激励のお言葉をいただきました。

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↑«高橋英雄社長と記念撮影☺»

7月27日には、漁業コミュニティが地域の防災にどのように取り組んでいるかを知るため、宮戸地区大浜の小野幸男さんと門馬宏之さんを訪ねました。お二人は、漁師として定置網漁を営みながら、消防団の活動もされています。地域住民による消防団という仕組みはインドネシアにはないため、研修員の2人は、自分たちと同じ漁師さんたちが取り組む防災活動のお話に興味深く耳を傾けていました。ヤチさんは、「消防団は先に逃げてはいけない。住民の安否確認をしてから、という小野さんの言葉が印象に残っている」と振り返っていました。

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↑«大浜の漁業倉庫にて♬»

ハスブナさんは、漁師でありながら、農業にも取り組み、市議会議員でもあるという小野さんの職の幅広さに驚き、「どのようなスケジュールで一日を過ごしているんですか、睡眠時間はどのくらいですか」と質問をしていました。
消防車でのパトロールも体験させてもらった2人は、その設備・装備に興味津々の様子でした。ハスブナさんは、「アチェでは消防車に水タンクを搭載していて、水を溜めないと出動できない。消火栓を利用して現場で水を得るという方法は目
からうろこ」と感想を述べていました。

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↑«門馬さんの運転する消防車🚒»

第4週目はいよいよ研修最終週となります。8月2日には研修の締めくくりとして、最終発表会を開催します。日本で生活してみて感じたこと、地域の復興・防災の取り組みを知って考えたこと、牡蠣養殖について学んだこと、バンダ・アチェに戻ってから実践したいことなどについて発表をする予定です。研修でお世話になった漁業事業者や市役所のみなさん、地域のみなさんへ感謝の気持ちと、東松島で得た貴重な学びをバンダ・アチェでの実践につなげていく意思を伝えるべく、準備に励みます。

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