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【イベント告知:バンダ・アチェ研修員による最終発表会】

2017年07月28日(金)

 東松島市は、2004年にスマトラ沖大地震・インド洋津波を経験したインドネシアのバンダ・アチェ市との「相互復興」を進めています。HOPEは、この取り組みの一環として、7月10日から約1ヶ月間、通算12回目となるバンダ・アチェ市からの研修受け入れを実施しました。
 研修の締めくくりとして、今回の研修員、漁師のヤチさんとハスブナさんが、研修で学んだことを報告する機会を設けます。下記の通り最終発表会を開催いたしますので、ぜひ足を運んでいただき、研修員へコメント、激励の言葉等をいただければと思います。みなさまのご参加を心よりお待ち申し上げております。

1. 開催日時
2017年8月2日(水)14:00~16:00

2. 会場
東松島市震災復興伝承館(旧JR野蒜駅:野蒜字北余景56-36)

3. プログラム
① 研修員からの発表
~コーヒーブレイク(アチェコーヒーのふるまい)~
② 質疑応答
③ 古山守夫東松島市副市長よりコメント
④ JICA東北支部 藤井智専任参事よりコメント
⑤ 研修修了証書の授与

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↑うみの杜水族館にて。研修中に下宿先としてお世話になっている大友水産の大友康広さんの写真を見つけて記念撮影。

コミュニティビジネス研修2 第2週目 活動報告

2017年07月28日(金)

東松島市は、2004年にスマトラ沖大地震・インド洋津波を経験したインドネシアのバンダ・アチェ市との「相互復興」を進めています。HOPEは、この取り組みの一環として、7月10日から約1ヶ月間、通算12回目となるバンダ・アチェ市からの研修員受け入れを実施しました。今回、バンダ・アチェ市から東松島へ派遣されたのは、漁師のヤチさんとハスブナさんです。
研修第2週目からは、いよいよ、今回の研修の第一目的である牡蠣養殖の技術習得に向けたプログラムが目白押しとなりました。バンダ・アチェ市ムラクサ地区では、2015年と2016年の東松島での研修で初めて牡蠣養殖を目の当たりにした漁師さんたちが、仲間とグループを結成し、牡蠣養殖の立ち上げにゼロから挑戦しています。もともと牡蠣が好きだったヤチさんとハスブナさんも、新しいことに挑戦してみたいという気持ちから、このグループに加わり、牡蠣養殖の試行に参加しています。彼らはもともとはマグロ漁師ですが、漁に出られないときの収入向上のため、試行錯誤を繰り返してきました。牡蠣の種を原盤に付着させ、育成するための一次養殖場を港の近くに設置し、手のひらサイズまで育てることに成功しています。現在、稚貝をさらに大きくするための次のステップを検討しています。研修ではそのヒントを得るために、阿部晃也さん(奥松島水産)に現場指導をしていただいています。

東名で、牡蠣の稚貝のつくホタテの貝殻を海に入れる「種入れ」の作業を体験させてもらうなかで、ヤチさんが最初に驚いたのは日本の漁師さんの真面目な仕事ぶりでした。「バンダ・アチェでは雨が降ったら作業をやめてしまうことが多いが、日本の漁師さんたちは雨でも晴れでもとことん力を尽くしている。また、年齢層もバンダ・アチェより高いが、みなさんパワフルです!」と報告してくれました。一緒に作業をしながらバンダ・アチェでの牡蠣養殖について

阿部さんにさまざまなアドバイスをいただいた2人は、東名で行われている内湾で浮き球と錨を使って稚貝を育てる方法、育った稚貝を沖に持っていって大きくする「沖出し」を早速バンダ・アチェで実践したいと意欲を燃やしています。

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«↑阿部晃也さん(奥松島水産)による現場指導の様子»

7月19日には、奥松島水産さんの卸し先である松島さかな市場を訪れました。一消費者として商品となった焼き牡蠣を食べてみた2人は、そのサイズの大きさに驚いていました。バンダ・アチェでは、むき牡蠣を炒めるか、カレーにするのがスタンダードです。殻付きの牡蠣を食べる習慣はありませんが、日本のように焼き牡蠣を殻ごと提供してみたら、その目新しさ・面白さからヒットするかもしれないと話していました。

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«↑松島さかな市場にて🐠»

7月22日には、異なる環境での牡蠣養殖の現場を見るために、東松島を飛び出し、石巻の万石浦まで足を延ばしました。牡鹿半島の入り口、佐須浜で牡蠣養殖を営む漁師の須田さんに万石浦の養殖現場と共同加工場を見せていただきました。「種入れ」の際に、一連のホタテの貝殻を吊り下げるように海に入れる東名とは対照的に、海面に沿って寝かせるように配置する万石浦の「横置き」を目の当たりにし、場所によって手法が異なることを知りました。
宮城県漁協石巻地区支所の三浦さんからは、漁協の仕組みや役割のレクチャーを受けました。これに対し、ハスブナさんは、「漁協は、漁業権を管理するだけでなく、貧しい漁師と豊かな漁師の差がつきすぎないように調整するという重要な役割があること、また、共販制度によって販路が安定するというメリットもあることが分かった」と感想を述べていました。

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«↑須田さんの「横置き」の説明を受けるハスブナさん»

牡蠣養殖の他にも、今回の研修期間中に寝泊まりをさせてもらっている浜市の大友水産さんでも、一緒にスズキの漁に連れて行ってもらう機会がありました。魚を獲った後の鮮度維持のための処理、餌となるエビの仕入れ・処理の作業など、研修員2人の本業である漁のレベルアップに役立つ経験をさせていただきました。
第3週は、引き続き牡蠣養殖の研修プログラムを行うとともに、8月2日に予定されている最終発表会に向けた準備をはじめていきます
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«↑下宿先で仲良くさせてもらっている大友水産の 若い漁師さんたちと船上の記念撮影✌»

コミュニティビジネス研修2 第1週目 活動報告

2017年07月21日(金)

東松島市は、2004年のスマトラ沖大地震・インド洋津波を通じて被災した共通の経験を持つインドネシアのバンダ・アチェ市との「相互復興」を進めています。東松島みらいとし機構(HOPE)は、大津波によって被災した2つのまちが協力し、刺激しあって互いの復興と発展を促すことを目指し、2013年より、両市の人的交流を通じた住民主体の相互復興推進プログラム(通称「コミュプロジェクト」)を実施しています。コミュプロジェクトでは、バンダ・アチェ市からの研修員を東松島で受け入れ、研修員が東松島で学んだことをバンダ・アチェに戻ってから、自らのコミュニティで実践するプロセスを支援してきました。
 この取り組みの一環として、本年7月10日~8月8日の約1ヶ月間、通算12回目となるバンダ・アチェ市からの研修員受け入れを行っています。今回、東松島での「コミュニティビジネス研修2」に派遣されたのは、バンダ・アチェ市の漁師さん2名、イブラヒム(ヤチ)さんとハスブナさんです。
 東松島到着後の7月11日、東松島市役所にて渥美巖市長、古山守夫副市長にご挨拶にうかがい、復興政策課の小野寺主任より市の復興まちづくりについてのブリーフィングを受けました。7月13日には、復興政策課の八木課長による市内視察に同行させていただき、震災復興伝承館、野蒜海岸周辺(絆ソーラーパーク、津波監視カメラ等)や鷹来の森防災備蓄倉庫を見学しました。
野蒜が丘のまちづくりの経緯・背景についてお話をうかがい、新しくできたまちを実際に目の当たりにしたハスブナさんは、「山を削って人々が住める場所をつくったことは、本当にすごいと思う。けれども、海の近くに住みたい人もいるのではないかな」と感想を述べていました。研修員の出身地であるバンダ・アチェ市のムラクサ郡では、2004年の大震災で約8割の住民が犠牲になったといわれています。当初、政府は半数の建物が全半壊した沿岸2キロのエリアを一律居住禁止区域に定めましたが、住民たちはもともと住んでいた土地での生活復旧を自ら進めました。これを受け、政府も住民の意向に沿うかたちで住宅再建に焦点を当てたスピード重視の復旧を進め、現在では震災前と同程度の恒久住宅が再建されています。高台の移転団地への定住ではなく、災害リスクの高い沿岸部での生活を継続し、定住意思を強くを持ち続けている住民の多くはハスブナさんのような漁師さんたちです。2つのまちの復興の道のりの違いを改めて実感するきっかけとなりました。

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7/11渥美巖市長表敬

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7/11古山守夫副市長表敬

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7/11 復興政策課ブリーフィング

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7/13 鷹来の森防災備蓄倉庫見学

また、市内の小学校で行われた2つの教育プログラムを見学させてもらいました。
7月12日には、宮野森小学校にて東松島アンテナショップまちんどさんと大友水産さんによる食育プログラムが行われ、漁の様子をドローンで撮影した映像で紹介したり、とれたての魚の名前当てクイズを行う様子を見学しました。
7月18日には、赤井南小学校で行われた命を守る着衣泳教室に参加させてもらい、「浮いて待て」を合言葉に、子供たちと一緒にペットボトルを利用した背浮きに挑戦しました。
 2人は、「子どもたちにとって、机の上で文字を読ませるような方法でなく、体を使い、実践を伴う方法の方がメッセージが伝わりやすく、関心を持ってもらいやすいということがよくわかった」と感心していました。

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7/18 背浮きに挑戦するヤチさん

 第1週目のハイライトは、三連休に行われた市内でのイベントへの参加でした。7月16日に行われたHOPE主催の「イモニウォーク奥松島2017」では、120名弱もの参加者が野蒜・宮戸地区でのスタンプラリーに挑戦し、大盛況となりました。研修員の2人はアチェの食文化の紹介のため、アチェの生活に欠かせないカレーとコーヒーを自ら用意し、参加者へふるまいました。

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7/15 イベント前日のカレーの仕込み。地元で収穫されたじゃがいもなどを利用した野菜カレーを、日本人の好みにあわせて辛さ控えめにつくりました。

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7/15 バンダ・アチェから東松島に持ち帰った漁船の廃材を活用してスタンプラリーのチェックポイントの看板を手づくりしました。看板には、震災前後の写真などを掲示しました。

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7/16 防災盛土の上で現地での独特の淹れ方を披露しながらアチェコーヒーをふるまうヤチさん

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7/16 イモニウォーク参加者とハスブナさんとの記念撮影

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7/17 子どもたちとともに地引網を体験する2人

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7/17 地引網イベントでのコーヒー屋台では、高橋宗也議員も手を貸してくださいました。
 7月17日、野蒜海岸で行われた地引網体験イベントでもアチェコーヒーのふるまいを行いました。2日間コーヒーのふるまいを担当したヤチさんは、「日本とアチェのコーヒーは味が全然違うのに、美味しいと言ってもらえて驚いた。おかわりされる方も多く、嬉しかった」とコメント。ハスブナさんは、「アチェでは自分の職業を人々に伝えようと思う漁師はめったにいない。昔ながらの漁の方法を子どもたちに楽しく伝えるという取り組みは素晴らしい」との感想を述べていました。
 2日連続で地域を盛り上げるためのイベントに参画した2人は、イベントの運営に多くの人が関わり、支えあっている様子に感動したといいます。「日本では、みんな忙しくしていて、普段は人が集まっている様子は見かけないが、イベントのときには、共通の目的に向かって団結力を発揮し、互いの頑張りに敬意を払っていたのが印象的だった」と振り返っていました。
 第2週以降は、いよいよ研修の主目的のひとつである牡蠣養殖の技術・知見の取得に本格的に取り組んでまいります。8月2日には、震災復興伝承館にて、研修での学びをとりまとめ、お世話になっている地域の漁業従事者や市役所の皆さん、地域のみなさんに発表する機会を設ける予定をしています。

ものづくり×コミュニティづくり

2017年07月15日(土)

HOPEは合同会社コミュと共に、ものづくりを通じたコミュニテイづくり活動を行っています。去年度のメモリアルベンチ プロジェクトには多くの方に参加いただき、ありがとうございました。完成したメモリアルベンチは、震災復興伝承館(旧野蒜駅)、野蒜駅南側ロータリー、野蒜市民センター横に設置されています。一部のベンチは伝承館後方の祈念広場が完成次第、広場に移動されます。ぜひ一度ご覧ください。
 今年度はコミュニティファニチャー プロジェクトを実施します。ご近所や普段一緒に活動する仲間と 交流しながら、地域のために何か作ってみたい、そんな希望がありましたら、お手伝いできるかもしれません。ぜひお早めにご相談ください。

問 一般社団法人東松島みらいとし機構 tel: 98-7311
ホームページ URL: http://hm-hope.org/
フェイスブック URL: http://www.facebook.com/hmhope.org

COMU 市報170715 メモリアルベンチ

メモリアルメッセージが取り付けられた野蒜石と県産ヒノキの手作りベンチ ©COMU

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